自己改善ではなく自己受容

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 厳しい家庭教育は、子供を時にネガティブにしてしまう。それが悪いと言っているのではありません。他人と横並びに合わせに行くことが問題なのではないでしょうか?人を同じ物差しで測ることはできないと思う。

 

 努力は大切なこと。目標を持ち進化することは死ぬまで続くことだろう。常に、自分を責めて改善を目指すことが健全なのか?答えはNoだと誰もが分かっている。それでも、叱る教育なり自己否定型の教育はなくなってはいない。

 

 コロナ禍で自殺者が急増していると報じられた。先の見えない中では、自分探しに疲れた人がなくなっているのだろうか?完璧な自分、人と比べて足りないものを探して、足りないものを補い続ける旅は疲れるだろう。

 

 今の自分を認めてみてはいかがだろう。自分を自分で褒めてもいいのではないか。自分の長所を探してもいいのではないか。毎日、寝る前に今日自分を褒める練習をすると言う人がいました。状況を加味すると強ち笑えない。

 

 生物学的に、人は予測できないことを不安に感じるようにプログラムされている。時計が12時を打つと、自覚があるかどうかにかかわらず、脳は不安によって多少なりともざわつく。その反応として、人は秩序と制御を求めようとする。

 

 完璧主義は失敗を恐れ、失敗をする自分を受け入れさせない。先が見えない状況でも、進む先に目標を置いておこう。不完全で小さな自分の小さな目標でいい。自分を罰して追い込むのではなく、自分に優しくして思いやる気持ちを持とうよ。