昔からあった褒め教育

できる上司は会話が9割

 

 僕は、叱られて育った(いや育っていないかも( ´艸`))世代です。とにかく、親父は厳しい人だった。その分、自分にもストイックな人ではありました。それゆえ、社会に出てもそんなに恐ろしい場面は少ないと感じました。

 

 そして、僕も同じ子供の育て方をした。それが間違っていると思ったら、子供は違う育て方を模索して欲しい。それほど壮大な試みなのです。余り褒めないというのは、よくないとは分かっていてもです。

 

 会社ならどうか?最近は、ハラスメント教育が行き届ていて、部下を叱るにも気を使わないといけない。いや、家庭なんて隣人に通報されれば、手が後ろに回ってしまう。物騒な世の中になったものです。親が親としてどうなのかという時代ですね。

 

 SNSが流行る。「いいね」の言葉にできぬ心地よさの虜になってしまう。そもそも人は自分を肯定してくれる承認欲求の塊。これは高度な話では自己実現です。褒められて喜ぶということとは次元が違います。

 

 褒めて育てるは、今に始まったものでもありません。

 

 山本五十六氏の人材育成に関する非常に有名な言葉がある。

 「やってみせて、言って聞かせて、させてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。」

 「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。」

 「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」