児童生徒の自殺者は救える?

「自己肯定感低め」の人が、自分を無理やり褒めるのは逆効果なワケ

 

 毎日新聞によると、児童生徒の自殺者急増し最多だという。将来を悲観しているのだろうか。僕は悲観を感じるどころか、何も考えずに脳天気に遊びまわっていた。悲観を教えるような大人もいなかったのかもしれない。

 

 自信があったわけではない。でも、劣等感を持っていた訳でもなかった。目標もなかったと言った方がはやい。かくいう僕は自分の子供に現実を教え過ぎたかもしれない。子供が一人になっても生きていけるようにとの思いだった。

 

 ただただ、壁を乗り越えた経験と自信を持たせてやりたかった。それはスポーツでも勉強でもいい。大きな壁を自分で乗り越えさせることで分かると信じていた。なぜ必要かと言うと、周りに意識過ぎないようにするためだ。

 

 そういう教育をした親に意識を持ってしまったら、自信もくそもない。どうすれば自分の価値を信じ、自分らしく生きていけるのか?世の中で正解を求める生き方はしないように教えたい。それが一番いけない。

  

 それが分かっていたら誰も苦労はしない。唯一の正解はないと思うし、正解を探しても仕方ない。それぞれが異なる環境で生きて、子供を育てているのだから。少数派にこそ真実があると聞いた。しかし、自分の目で確認して欲しいと願う。

 

 そういう生き方にこそ正しく自分を理解することにつながるように思う。世の中が変わって価値観が変わったなどと言う。本来、本質的に元の価値観も間違っていたのではないのかと思う。そう言える人になって欲しい。

 

 先行きが不透明で将来に不安を感じるからこそ、自分という軸を持って、自分を理解して納得して生きていけることが、より一層大事なのではないか。