民主主義を滅ぼす「意識どん底系」人間とは? | だから、この本。 | ダイヤモンド・オンライン
内容がちょっと気になって、読んでみた。ウーマンラッシュアワー村本大輔氏へのインタビュー記事ですね。芸人でありなが政治問題、社会問題を偉そうに議論するななどいろいろ叩かれてきた村本氏だった。
著書『おれは無関心なあなたを傷つけたい』は売れているようだ。村本氏の指摘する「他人の目」は、人間ひいては日本人に特有の気にする対象である。日本の社会での生き方を家庭で指南されてきた。
人からお金を借りるのは恥ずかしいこと。借りたお金は命をもってしても返しなさい。理不尽なことが起きても冷静にじっと耐える所作が美しいとされてきた。親、先人、上司は正しい、それに意見を言う風土を持てなかった。
しかし、村本氏は「人の目を気にして「怒ることはクールじゃない」って冷笑するのは、すごくダッサい価値観だと思うんですよ。」という。クールとかダサいが的を得てるかはどうかと思うがなかなかいいことを言ってる。
例えば、借金は経済行為であって、何も恥じることではない。借金が返済できないことも恥じることもないし、命を持って返済するものでもない。貸し手からみると踏み倒される確率を計算に入れている。借金踏み倒しは節税なのである。
また、村本氏は「お前の心が不感症な環境で生まれ育っただけじゃねえのかって思っちゃうんですよね。単に、お前が「意識どん底系」人間なだけやろと思うんです」。表現の仕方だろうと思う。
言い換えれば、格差の社会で生きる時、不感症になるための教育環境が準備されていて、意識どん底感を植え付けるのは、格差是正という新しい思考や行動を抑えつけるための施策だと思う。
そうは思わないかい?