話は変わります。フランス人のジョゼフ・モンゴルフィエとジャック・モンゴルフィエ兄弟は製紙業者紙の息子だったので、紙に毎日親しんでた。この兄弟は焚き火をした時の煙を紙袋に貯めると紙袋が浮き上がることに気がつきました。
この袋をちょっと大きくすると人間も浮かび上がれるのではないかと考え、袋をどんどんどんどん大きくしていきます。ついに実験をして1783年に人類最初の熱気球を飛ばした。モンゴルフィエ兄弟がフランス人の大変な大事件でした。
1783年羊とかですねニワトリ、アヒルを乗せて動物飛行船を飛ばし、この山のような人たちが集まっているベルサイユの前で成功させました。これを見ていた科学者たちは別のことを考えました。
気体と熱と圧力の法則を発見した科学者のボイル・シャルルという人が空気より軽い水素というガスを使えばもっと別の熱を入れなくても飛べるんではないかということで水素の気球を作って自分が乗って成功しました。
化学というものがこの頃から気体や色々な物質についての化学が進歩し始めた。フランス人のラヴォアジェは精密な定量的な実験を行って、化学反応の前後で物質の重さが変わらない質量保存の法則を発見して、物が燃える現象がなぜだかわからなかっただが、燃焼という現象はものが酸素と結合する現象であること明らかにしました。
1789年に科学原論を出版して科学的手段では分けられない要素を 1個ずつ元素であると定義して33個もの元素表を示して近代化学の革命を成し遂げた。彼が科学の父となりました。
私たちが今知っている山のような100個もあるような元素という考え方を初めて知ることになった。ところが、この天才ラヴォアジェが金を持っていた裕福な生まれだったが、実験器具を買うのにかなりのお金が必要なので、市民から税金を取り立てて国王に引き渡す収税人組合の一員になって、徴税請負人の長官の娘と結婚していた。
1789年税を集めるやつは逮捕されていった中で、ラヴォアジェも逮捕されて一方的な裁判にかけられて前回お話したマリーアントワネットが1793年に処刑された。その翌年に革命裁判所で死刑の言い渡されて、その日のうちにギロチンで処刑された。
1789年の革命の頃からナポレオンはヨーロッパ全土で戦い合うので、その時相手の陣営を覗かないといけないというので気球を飛ばして敵陣を偵察する。どこに兵隊がいるかということで活躍し始める。
実際はこれ地球をロープに結んで大変な労力を費やして戦場に運ばなきゃならなかったので、気球はそれほど活躍しなかった。一つの化学の進歩がこの頃は進みました。つまりこの時代にイギリスで 産業革命というのが起こってくる。
フランス革命が起こる24年前の1765年にイギリスで北部スコットランド生まれのジェームズワットという人が効率的な蒸気機関を発明した。それまで蒸気機関というのはニューコメントいう人の蒸気機関があったのですが、非常に熱効率が悪かった。
ジェームズワットの蒸気機関はそう非常に効率がいいので、今まで人間が手を使って ものを作っていた。衣類を縫っていたこと全部機械化できる。機械を使って大規模な工場生産ができるということです。
後に産業革命と呼ばれる重大な出来事がこの時始まった。今までの原始的な蒸気機関ではなくポンプに代わってエネルギーの損失が大幅に少なくなった実用的なピストン運動ができる蒸気機関が 1769年に特許を取り、1775年なのでフランス革命の14年前のことでした。