僕は成仏できたか？

会社は教えてくれない、サラリーマンが「成仏」して前向きに生きる心得 | 自分だけは損したくない人のための投資心理学 | ダイヤモンド・オンライン

　この記事は経済コラムニスト大江英樹さんのセミナーの話だ。そもそも会社が定年後の事を教えないからこそエッジの効いた内容のセミナーなっているのだと思う。何故そう思うのか？何を隠そう僕自身がその真っただ中にいる。

　大江さんは「成仏」という言葉を使われている。縁起でも無い言葉を敢えて使うのは何故か？「成仏」と言うのは、いつま「会社人生」こだわっているのか？と言う問いである。決別して新しい人生に向かったらどうかという提案である。

　僕は自分自身では組織で出世のために仕事してきてない。でも、組織の中に居れば何某かの環境に振れるし、恩恵も受けた。それでも、勝負はまだついていないとばかりに拘っておられる方も多いだろう。

　日本の上場トップグループ内の企業で社長をしている同級生もいる。それを羨んでも仕方がない。結果は出ているし、自身も実感している。企業の目は節穴ではなく、自分とは人間力が違った。運もあるだろう。

　出世しなかったから、敗北者というわけではない。そもそも会社生活が人生の全てではないからだ。定年後に先は20年はあることを思えば、新しい人生はいくらでも可能だ。僕も生きると言う意味で「成仏」しなければならない。

　早く成仏へ気持ちを切り替えれば、はるかに幸せになれるのは間違いないと思いのが筋だ。大江さんは、「人生の目的は会社で出世することではなく、「幸せになること」」だという。固執しないで捨て去れ。

　僕はほぼ「成仏」できている。この春から新しいことも始める予定だ。固定観念を持って人生を見ないようにしている。もっと楽しく明るいものが見えると信じている。そのことで後世に受けてきた「恩」を送りたいと思う。