ソフト「僕が死んだら」を使ってみる?

故人のスマホロック解除に50万円、遺族のために「デジタル終活」のすすめ

 

故人のスマホロック解除に50万円 遺族のために「デジタル終活」のすすめ | from AERAdot. | ダイヤモンド・オンライン

 

 最近、葬儀屋のCMがやたら気になる。気になると言うより気に障ると言った方が適切だ。「じいじい、またね」と言う言葉を聞くと動揺して、動悸がする。このCMは俺を早く殺したいのかと苛立つ。

 

 最近の老人はスマホやパソコンを持っている。それがないと生活できないかもしれない。自分は新卒でシステムエンジニアになった。新しい情報機器やパソコンのOSが新しくなることに抵抗感はない。

 

 今日の話は、故人になった時にスマホやパソコンのロック解除の話だ。コロナに感染して、3日で重篤化してそのままあの世に行くことも日常おきている。今の方がその確率はむしろ高いといえる。

 

 自分のスマホは50万円を支払ってまでロック解除する価値はないと思っている。しかし、家族はそれが分からないから面倒だ。何かお金のことを管理しているかもしれないと考えがちだろう。

 

 レポートによると、ロック解除の目的は、連絡先、写真、口座情報の3つになるらしい。顔見知りのスマホは覗いてみたいというのは人情だろう。家族だからこそ見て欲しくないのが大半の親父の気持ちではないだろうか?

 

 一つソフトウェアを紹介しよう。『僕が死んだら』というソフトがある。

人には見られたくないプライベートなメールやファイルがたくさんあるから見られたくないなあ、なんて考えたことありませんか。
このソフトを利用すると、自分の死後、見られたくないファイルを削除しつつ、遺言のようなメッセージを残すことができます。

インストールは間違って動かすとパソコンのデータが丸ごと消えるの注意が必要だ。敢えて、URLは書かないのはそのためだ。必要ならスマホのロック解除は金を捨てるに等しいから止めろ」と遺言で表示するようにしたらいい。

 

 葬儀の都合上、連絡先がいるだの言い分はあるだろうが、緊急事態で友達と会えないし会社なら電話で済む。ただ、証券会社に口座を持っているのなら、遺言で知らせた方がいい。分かっていれば、遺産分割協議があれば、資金は動かせるからだ。

 

 株式の売買で得た利益には源泉税が課税される。損失が出た年度の損は翌年で通算して申告できるのだが、申告に添付する書類が添付しなくていいことになった。証券会社は生きていようと死んでいようと連絡はしてこない。

 

 家族が知らなければ、金は国の懐に入ってしまう。これだけは避けた方がいい。