心を支えるものは何か?

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 命を脅かすような脅威に直面するとヒトはどのような行動になるだろうか?この話は、以前にも書いたかもしれない。実は、「闘争」「逃走」「硬直」のどれかを選ぶことになっている。それは、脳の奥深く偏桃体と呼ばれているところ刻まれているからだ。

 

 偏桃体は心を司ってヒトと一体となっている。ヒトが変化を受け入れられないのは、脳の中心部分がアップデートできていないから。脳の初期設定は「原始時代」向きになっている。

 

 安全になり、省力化され、ルール共有されるけれど、危険、略奪、気温、餓死、子孫繁栄がDNAに刻まれている。このギャップが私たちを苦しめているのです。私たちはしばしば日常で偏桃体のハイジャックされる。これがストレスの正体だ。

 

 恐れることはない。これは脳の中でホルモンの分泌が起きているだけだ。そして、このホルモン分泌は90秒で治まる。生理現象なのだ。ちなみに、自律神経系で自分でコントロールできるは何かご存じだろうか?それは呼吸だけなのです。

 

 自分の意志で呼吸を思いのままコントロールするこたは、偏桃体にハイジャックされていないと言う意志を示すことになる。本番で上がってしまう時、深呼吸するのと同じ意味です。

 

 呼吸のコントロールし、今起きていることは「生死にかかわる脅威か」という自問、「これは身体の生理現象なんだ」という言い聞かせを、繰り返し訓練すると脳の構造自体が変化する。