間違って買ってしまうか?

ヒルマイルド

 

 

こんにちは。

今日もブログを覗いて頂き感謝しております。

ピックアップした引用記事に関連する僕の経験や意見を書くよう心がけています。

今回は「商品のネーミング」をテーマに書いてみようと思います。

 

ヒルドイド」闘争は筋違い?類似商品が不正とは言い切れない複雑事情 | 今週もナナメに考えた 鈴木貴博 | ダイヤモンド・オンライン
鈴木貴博:百年コンサルティング代表

 

 ネーミングで揉めたケースで、記事では取り扱っていない話。北海道の石屋製菓が販売する「白い恋人」は人気商品だ。これに肖ってパロディなネーミングをしたのが吉本興行。商品の名も「面白い恋人」という。

 

 この手の話で事欠かないのが中国である。「LAWSON」を「LOWSAN」文字ったコンビニや「SONY」を「SQNY」と書いた電池など探せばはいて捨てるほどパクリのオンパレードだ。

 

 白い恋人面白い恋人を間違って買ってしまう人がどれだけいるのだろう?しかし、石屋製菓は販売禁止と損害賠償を求めて訴訟を起こした。その後、2013年に和解が成立。6年後2社はコラボした。「Laugh & Sweets(ラフ&スイーツ) ゆきどけ」。

 

 白い恋人事件は、商標権侵害及び不正競争防止法を根拠とする販売禁止および破棄を求めるものだった。この記事のケースも同じ訴えだ。名前とキャラが違っても類似性で消費者が間違えて買ってしまう以上はアウトだというのが法律の主旨。

 

 

 白か黒かで言えば、白い恋人が和解になるほどもめるのだから、判断基準は「周知」された「商品等表示」との「類似性」のために消費者に「混同」が起きるか?この記事の事案はほぼ黒と言えるだろう。

 

 お土産のお菓子という範疇ではなく、ヒルドイドは医師が処方する医療用医薬品、方や薬局で売られている家庭用医薬品である。本来市場や使用目的が違う商品のはずなのに消費者が混同するのかという違いがあった。

 

 医師にこれ下さいと頼むと医療目的外処方という問題が起きる。頼み方に問題がなくても医療保険制度を圧迫する問題もある。これらのことから行政が介入して、本来の基準とは違う世界で物事が決まることも多い。

 

 市販薬のネーミングを変更しても「医薬品との誤認が起きる」と行政から指摘され、現在では全く違う商品名に変更したという経緯もある。医薬品なだけに面白い恋人事件のようなユーモアのある決着にならないだろう。