おみくじを信じるか?

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 今年も年賀状が届いた。この歳になっても年賀状を受け取ると嬉しい。今の歳だから余計に嬉しい。人とつながっている。定期的に会う訳でもない。同級生や先輩、恩師が社会を通じて、つながっていると感じられることが大切なのだと思う。

 

 今日、神社に行かれる方は多い。コロナ禍で外出自粛要請があっても、参拝しこの年の運勢を占ってみたいと思うのは人情というものだろう。しかし、おみくじに何故一喜一憂してしまうのだろうか?

 

 ある職場でアンケート調査をしたとしょう。そこからコーヒーをよく飲む人は仕事の生産性が高いという。これが正しいとすれば、各職場にコーヒーサーバーを設置すれば会社の業績がよくなるのではないか?

 

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 この関係は「相関関係」と言われる。片方の量が増えるともう片方の量も比例して増える関係と同じ。そこには、「原因」と「結果」の関係ではない。「コーヒーを飲む量⇒仕事の生産性」という関係がないと職場への提案は成功しない。

 

 次のようなことは考えられないだろうか?仕事の生産性が高いのは厳しい上司の存在があったから。社員がコーヒーを飲む量が多いのは、厳しい上司のストレスを緩和するためだった。

 

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 データ収集しても現実に起こっていることの真実を知ることは難しい。ましてや、おみくじで将来に起きることを教示できるのだろうか?おみくじが大吉であれば、積極的に行動し大凶ならば、用心に用心を重ねて行動することが正しいのかな?