変異種大阪株

渋谷スクランブル交差点

 

 2019年11月に仕事で上海へ行きました。帰ってきてしばらくするとコロナと呼ばれる肺炎が拡大していると言うニュース。上海に近い武漢でのことです。Saasが日本にまで来なかった経験から楽観視していました。

 

 ところがです。武漢のロックダウンの凄まじさ。ユンボで道を塞ぎ街から一人も移動できないような封鎖の映像を見て震えました。10日で感染者収容所を作ってしまう中国のパワーにも驚いたのですが。

 

 それから1年半くらいでしょうか。コロナに関する言葉がいくつか出ました。状況をよく言い当てていると思います。「ポストコロナ」は、コロナ感染終了後にと言う意味合いで使われていたことでしょう。

 

 「ウィズコロナ」は、コロナと同共存するか、インフルエンザに近い存在でなくなりはしないと言う意味でしょう。2回の緊急事態宣言を経て、感染拡大が落ち着き始めて、「ゼロコロナ」と言われ出しました。

 

 日本人はこんなにも楽観主義者だったのだろうかと思うほどに、宣言解除後に経済対策として行ったGoToキャンペーンで、再度感染が拡大した。日本だけが例外ではなく他国でも見られた事態だったのです。

 

 時間の経過とともに、イギリス型、南アフリカ型なの変異したコロナウィルスになってきました。当然、時を待たずしてイギリス型が発見され、今や大阪株は日本で最強のウィルスと揶揄される事態です。

 

 楽観が悲劇を招き、悲劇が悲劇を生む悪循環に落ちっています。皆さま、どうぞ感染予防に努めて下さいね。