ストレスへの対処

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 人間には、そもそも自己実現の欲求が兼ね備えられている。ある意味、生きて成長し人類が進歩するのには必要不可欠なのです。SNS時代の現在、「いいね」という承認欲求が自己実現とすり替わってきているのかもしれない。

 

 自己実現は、本来自由度が高いはずのものだと思う。けれども、社会システムとしての固定観念がある。学歴や学校、就職などで、選択肢の限られた中で、行うような教育を受けているからだ。

 

 いつも他人との比較の中でしか自己を見いだせないような息苦しい成長期を送る。自分が変われない苦しさは、その原因を他人に求めることにつながりやすい。そんなことでは、自己実現は得られるはずもない。他人を変えることなどできないからだ。

 

 論語に「君子は和して同せず、小人は同じて和せず」という言葉がある。

君子は成長する未来があり、小人はストレスに苛まれると理解している。自分が変わり、周囲にどのような影響を与えるのかも含めてであることは言うまでもない。