無駄嫌い?

 

 僕は面倒くさがり屋。2度手間、手書きを嫌う。経理をしていた頃は、会社に現金を置くのが嫌だった。小切手も手形も置きたくないし、貸金庫に行くことさえ憂鬱だった。一つ一つデジタル化を試みた。

 

 毎日毎日、営業は出先から戻ると精算を行う。ワークフローに入力して決済に回ってくる。現金担当は小口の金庫から精算金額を出して営業に渡す。受取書に押印してもらうのだ。渡した受け取ってないの問題を避けるためだ。

 

 まず、足回り銀行に営業全員に口座を作ってもらう。もちろんクレジットカードとPiTaPaも一緒に作成する。日々の営業での交通費、出張費、交際費をカードで決済する。営業自身の名義だからワークフローで申請を忘れない。

 

 精算で承認が回ってくれば、ネットバンキングで会社の口座から同行同支店の営業の口座に振り込みをする。振込手数料はかからない。領収証は写メで精算に回し、本物を提出してもらうと大幅に時間短縮できる。

 

 15年も前に実現した仕組みだが、コロナ禍リモートの時代だからこそ活躍しているようだ。手形も電子債権にすれば、紙の手形は必要ない。割引も回しもできる。コロナ禍で小規模企業もネット化が進んでいる事だろう。