軽自動車の行方は?

アイミーブ

 

軽自動車が「電動化の波」で、消滅するという説は本当か | DOL特別レポート | ダイヤモンド・オンライン

 

 僕は大の自動車好き。同じ車種の同型車を三台買ったことも一度や二度ではない。どちらかというと最新のテクノロジーよりもアナログなキャブレターの車が好きなのだ。燃料を大食いする環境によくない。が、オリジナリティが出せる。

 

 世の中は、「2050年カーボンニュートラル宣言」「2030年代半ばに非電動車の新規販売終了」であることは間違いない。ハイブリッド車も「電動化」の波には逆らえない。コストパフォーマンスで選ばれる軽自動車は電動化の波を乗り切れるのだろうか?

 

 写真は三菱自動車アイミーブだろう。初めて電動化された市販軽自動車だ。発売価格がたかったこともあり、想定通りの普及には至らなかった。今は電池技術もはるかに向上して車種も増えたが普通車であって軽自動車ではない。

 

 出費に見合うメリットに関して、未来予測を含んだ試算は大抵、政治的な思惑で前提となる条件にいろいろな形で細工が施されており、ほとんどアテにならない。やってみなければわからないというのが正直なところだろうと井元康一郎氏は言う。

 

 アイミーブの話を先にしたが「軽自動車は車体が小さく、コスト削減要求も厳しいため、電動化が難しい。電動化の波を乗り切ることができず、規格自体が消滅するのではないか」という見方が浮上している。軽自動車の電動化は進むのだろうか?


 2009年に三菱自動車が世界初の量産型BEV「アイミーブ」を発売した時点で、パッケージング的には十分可能だと実証された。発売当初はバッテリーコストが現在の5倍ないしそれ以上ときわめて高かったこともあって、車両価格は460万円もした。

 

 今日でも300万円となっている要因はバッテリーコストだけでなく、アイミーブの生産台数が少なかったために車体、駆動系の製造コストがほとんど下がらなかったことにある。政府が補助金で支援をして量販価格に近付けることが必要だと思われる。

 

 やはり、僕はキャブレターの車に乗りたい。