叱ったことはありますか？

　あなたは人を叱ったことがあるだろうか？

叱られた経験は誰にでもあるはず。天才漫才師と言われ破天荒で知られる故横山やすしさんは「自分を叱ってくれる人を味方だと思え」と言ったそうである。確かに、笑顔、揉み手で近寄ってくる人は危険かもしれない。

　叱れないというのは楽なことだろうか？

叱ってもらえるうちが花、叱られなくなったらお終いなどとも言われる。諦められたという意味合い。そうとも限らない。そろそろ独り立ちして自分で考え始める時期とも言える。できることなら、自分を叱ってくれる存在は持ち続けた方がいい。

　叱るばらつきはないか？

子供は知識がなくても相手の周波数を感じるらしい。相手のことを思って叱っているか、ただ感情に任せているのかである。叱る側の機嫌は、同じことをしても叱るときと叱らない時が出てくるからだ。子供だけでない、部下も知っている。

　褒めるは難しいか？

かつて上司は良い報告は後でもいい、悪い報告を先にしろと教えられた。人を褒めるのは後からでもいい気分だ。褒める方も褒められ法も。叱るのは後からというのは不味い。事が起きてすぐ叱る。遅らせては叱る効果は感情と解釈されてしまうのだ。