問題解決に期待することとは?

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 「問題構造学入門」という本を、28歳の頃読んだ。部署を任され理想に燃えていろんなことを吸収した時期だった。問題とは何か?哲学的ではあるが、現実と目標に差がある時、その差が問題だと定義されていた。

 

 大いに納得した。そういう目で見まわすと、そこら中に問題が溢れている。その一つ一つを全部潰していこうなんて考えると疲れる。問題は次から次へと噴出してくるから落ち着かないからだ。

 

 会社員は勤務時間が決まっている。最近はその規律が厳しい。勤務から解放されても頭の中は解放されないこともある。それゆえ、うつ病が起きるのだ。そう思うと、経営者は社員とその家族を含めて、その生活の安定を感がると勤務時間も含めて解放されることはない。

 

 平社員の頃、給料を上げてくれたら、もっといい仕事ができると息巻いた時期があった。これは間違いで、いい仕事したから給料が上がる。先に言い分を聞いてくれと言う奴にろくな奴はいないと言う例だ。

 

 問題は解決しないといけない。しかし、個別に対応していては身が持たない。問題は分類することができる。そこから本質的に解決できるスキームを考えれば、時間を節約できる。口で言うのは簡単だが、その心がけがあれば、問題がなくならないことを悔やむことも恐れることもない。問題は死ぬまでなくならない。