世の中は平等じゃない

f:id:s_otani:20201119205644j:plain

 

 行動範囲が広がると回りと自分を比べるのは普通のことでしょう。そうして、違いを感じて自分なりの価値観が創られていくのでしょう。子供ながらに目に見えること、例えば、持ち物の違いなどの違いに気付いていく。 
 
一緒に遊んでいても時間になったら帰る友達、帰宅してある時間にならないと集まらない友達がいた。日が暮れるまで遊んでる友達の方が多かったように今は思う。そのうち、公立の小学校や中学校に行かない友達が出てくると、何かが違うけども親に聞いても納得できる返事はなかった。年齢を重ねるにつれて違いの幅が大きくなったことに気付くのは15歳が多いのかなぁ。僕らは生まれる家庭を選ぶことはできない。そういう意味で、生まれてきたこの世界はそもそも平等ではない。だから、違いがあるのです。
 
 今、平均年齢は80歳くらいだろうか。これから加速度的に医療が発達して人生100年時代が来ると政府も言っています。僕たちは平等でない世界に生まれたのだから、生まれた時点で差がある。かつての上司が言った。
 
上司:「電話は早く切れ」
  :「どうしてだと思う?」
自分:「経費の無駄使いですか?」
上司:「違う!」
  :「相手の時間を奪うからだ」
自分:「・・・」
上司:「世の中で一つだけ平等に与えられてるのが時間だ」
  :「それを奪うのは罪だ」
 
正確には時間も平等ではないのだろう。が、なんせスタートの地点が違うのだから時間が経つほどに元の差が大きくなるのは確かなことだ。それを埋めることができるとすれば、持てる時間をどのように使うのかということになってしまう。だから、あなたは回りよりも全力で早く進むしか手がない。